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『ベトナムとの出会いから、起業』#ベトナム就職ブログ

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Posted by Hiroaki Shibata

over 1 year ago

ベトナム・オフショア開発の先駆者、インディビジュアルシステムズ株式会社を自ら起業。13年に渡って会社経営をされてきた浅井崇氏さん。ベトナムとの出会い、起業のきっかけ――そして、海外で働きたい20代への、熱いメッセージをいただきました!

なんだこの世界!? ベトナムとの出会い

――浅井さん、今日はよろしくお願いします。実は今、私もオーストラリアに交換留学中の身なんですが、浅井さんはどんな経緯でベトナムに興味を持ち、留学されたんですか?
 
もともと、僕の出身地神戸は、越橋(在日ベトナム人)が多いんですよ。バイトで越橋の友人と仲良くなって。よく家に呼んでくれるんだけど、神戸にいるのに、そこだけ完全にベトナムで(笑)。それでも友人の家族にはとにかくもてなされて、なんだこの世界!?と思ってハマったのがきっかけです。

大学時代、単位がたっぷり残っていたのに阪神大震災の影響で「恩赦」があり、突然卒業できることになりました。でも就活してなかったので困ってしまって。その友人の留学に乗っかって、僕もベトナムを目指すことにしました。

田舎のバス停みたいなハノイの空港に着いて、「最悪なとこ来たわ」と思って。車から月明かりで見えるのは、北爆のクレーターだけ――そんな時代でした。

友人の家族には、7人目の兄弟としてお世話になりました。ただ本当に日本の生活と違っていて、到着当日の食卓にご飯と野菜炒め・イモムシが並んでいたり、毎日ベッドですし詰めになって川の字で寝たり、窓にガラスは入ってないし…。ある日ハノイの街で、ママチャリを乗り回しながら「日本人はァ、いませんか!?」って大声で叫び回ったくらいですからね。

 

起業家精神を持つベトナム人に感化された

――初めての海外生活、そしてストレス、想像に難くないです。そんなベトナム留学後、お仕事で渡越されるも帰国を余儀なくされ、神戸で小料理店を経営することに。そしてそこで、起業のきっかけとなる出会いがあったと聞きますが…?


日本でIT技術を学ぶ、ベトナム人研修生たちとの出会いです。彼らは根っからの起業家精神を持っていて、ベトナムの未来を作っていきたい!という奴らで、僕も大きく感化されました。それで再び渡越して、2002年にインディビジュアルシステムズ株式会社を設立しました。起業って大変だと思うでしょ?
実は、当時は簡単だったんですよ。資本金さえもいらなくて、ほんとに適当で(笑)。

自分で動くしかない!と思って、チャレンジ精神で色んなことをしました。当時を振り返ると、とにかく楽しかったですね。みんな貧乏で、裸足で歩いて。アホなこともするけど、素直で面白いベトナム人が好きになりました。

だから会社設立時に、日本語教育クラスを始めたんです。神戸のベトナム人研修生たちが、言葉が通じないという理由だけで、ろくでもない仕事を与えられていたのを思い出して。日本人と対等の勝負ができるようにしてやりたかったんです。 

 

“1番” のベトナム愛

 ――浅井さんのお話を伺っていると、ベトナム人への愛を深く感じます。どうしてでしょうか?

ベトナムに2万人いる日本人の中で、僕は1番と言ってもいいくらい、ベトナム人を愛しています。ベトナム人には本当に世話になったと思っています。外国人なのにここで飯を食わせてもらって。昔なんて、「日本人!すごいですね!」とか言ってベトナム人に握手を求められる。そんなの、嬉しいに決まってるじゃないですか。


彼らに生活を支えられ、持ち上げられるほど、何かお返しをしなくちゃと思って。だからベトナム人のために会社をやって20年を捧げたし、ベトナムのためになることがあるんだったら、私は何だってやるつもりです。

 

20代・ブレイクスルーとしての海外転職

 ――ベトナム在住20年、海外での起業経験をお持ちの浅井さん。海外での転職・就職を考える20代に、メッセージを頂けますか?


正直に話すと、例えば僕みたいにちょっと間違えて留年しまくっちゃった奴、フリーターしちゃった奴、日本の社会で上手くチャンスが掴めない奴には、現状突破の選択肢として海外を目指して欲しい。

僕の会社には現地採用の日本人が8人いるけど、ベトナムでは1番のキャリアパスを用意しているつもりです。社内に僕の弟子のような存在が育ってきて、今度は彼らが引っ張っていく番。そういう人をどんどん育てていきたいなぁ。僕よりできる人が来たら、僕は晴れて社長を辞められるわけですし(笑)

 

インタビューを終えて

 浅井さんは、とにかくパワフルで、周囲の方への深い愛をお持ちだとの印象を受けました。記事にはできなかったものの、専門であるIT分野のお話もたくさん伺えて、勉強になりました。


「海外に出る」「チャレンジ」などのワードを頻繁に目にする昨今だからこそ、実際に海外で10年以上会社を続けていらっしゃる方の、経験に裏付けられた言葉の重みは格別だな、と実感いたしました。

浅井さん、貴重なお話ありがとうございました!